2014-09-14から1日間の記事一覧

最判平成17年7月14日 公立図書館における図書廃棄

【判示事項】 公立図書館の職員が図書の廃棄について不公正な取扱いをすることと当該図書の著作者の人格的利益の侵害による国家賠償法上の違法 【判決要旨】 公立図書館の職員である公務員が,閲覧に供されている図書の廃棄について,著作者又は著作物に対す…

国籍法違憲判決 最大判平成20年6月4日

【判示事項】 1 国籍法3条1項が,日本国民である父と日本国民でない母との間に出生した後に父から認知された子につき,父母の婚姻により嫡出子たる身分を取得した(準正のあった)場合に限り日本国籍の取得を認めていることによって国籍の取得に関する区…

最決平成19年10月10日 性同一性障害者につき性別の取扱いの変更について

【判示事項】 性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律3条1項3号と憲法13条,14条1項 【判決要旨】 性同一性障害者の性別の取扱いの変更の審判が認められるための要件として「現に子がいないこと」を求める性同一性障害者の性別の取扱いの特…

平等権

平等権について問題となるのは後段列挙事由には限定されない後段列挙事由による差別は違憲性の推定が働き、厳格な審査基準を適用すべきという見解がある14条1項後段の列挙事由以外の事由による差別には、合憲性の推定が働き、緩やかな審査基準が適用され…